渡嘉敷島旅行記　夕焼けとバギーと僕　4 - 横浜市 元町 中華街の美容室

明日、帰るのに夕日を見に行ってないことに気づき

島人の人が

｢もう、沈むよ｣って

｢うそ～｣

で、バギーにまたがり展望台まで飛ばした。

誰も誘わないで。

誘っても夕日を見ようなんて人は、

はじめからいないのは、わかっていたからだ。

展望台まで駆け上ったら、青年が一人いました。

心の奥のどこかで

やろうかぁと思ってたかも。

自然なことだよね。

彼もまた、同じ気持ちだったであろうか？

ここで出逢いな～んて、そうそうないよなと思い。

人がいたから、そう思ったのか？

まあ、そんなことは今は追い払い

ゆっくり沈むゆく夕日を感じようとした。

でも男2人の展望台か～と

オレは彼に

｢曇ってますね｣と、挨拶をし

彼は

｢そうですね｣と。

沈黙は続いたが彼は、まったく苦ではないらしい。

オレも気にならない方だけど

ちょっぴり胸が重くなるのはどうしてだろう。

展望台には小さなベンチみたいなものがあり

そこから夕日がキレイに見える、絶妙な位置にあり

まさか彼の隣に座ることはできんと

もし座ったら笑いをこらえることができないし。

オレはフェンスに腕を置いたり、頬杖えついたりしてた。

フェンスは石でできていて、そこにはどこにでもあるような

落書きのキズがあり、LOVEのキズを指先でなぞった。

そのうち彼は沈黙を守り展望台を降りていき、

オレも彼の沈黙につきあった。

どうでもいいことだけど

気になったのが

彼はずっと、ポテチーをパリパリッ、ポリポリッって食べていた。

雲がかっていたけど、俺には残念じゃなく

キレイだなと思った。

島の先人の人々は、この風景を見て

何を思ったのだろう。

何も思わなったのかも。

夜明けは夕日には、太刀打ちできない。

太陽の動きの違いなのかも？

夕日の動きは、とてもなめらかだ。

そして月がぼんやりと。

かならず夜がやってくるからだろう。

そろそろ戻るかと、降りてったら

月がやけに、やけに・・・

続く・・・

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