渡嘉敷島旅行記　クルージング　2 - 横浜市 元町 中華街の美容室

クルーザーを出し、ケラマの島々へ。

時速80キロは、体感した人はわかると思うけど

結構怖いよ。

海を走ってるというより、海の上を飛んでる感じ。

うける風も強く、つかまってないと吹っ飛ばされる。

上下の揺れも激しく、ジャンプして着地した衝撃はかなりのもの。

女性なら悲鳴をあげながら楽しめると思う。

目的地は、だいたいわかっているので

ジェットに乗ってくる人もいたり

横に並ぶと、お互いニヤリして競争したり

ジェットは面白いよ。

思い切り頭から飛び込み、なるたけ奥の方へ突っ込んで行く。

飛び込んだときと、自然に上がっていく時が好きなんだよね。

ポイントを決めたら、またみんなそれぞれ好きなことやって、

どんだけかっこよく飛び込めるとか、ふわふわ泳いだり、潜ってキレイな魚達と遊んだり、

魚や貝を捕りにいったり、ジェット乗ったり、ソファで寝たり・・・

だ～れも｢あれやろうぜ！｣｢これやらない？｣｢行ってみようか？｣とか

言わないでやりたいことやって、それに好奇心が湧いたら

ついていくって感じで、オレはそんな雰囲気が心地よく感じる。

そのうち静かになり、聞こえるのは空と海の音だけで

ゆっくりと時間が過ぎていくのである。

日が落ちたら、またワイワイやるのであった。

島の漁師さんが、マグロを釣ったから

だまってだされ食べたのが、マグロのハツらしく

｢ハツ～？｣と思った。

初めて食べたけど、これがどえりゃ～上手かった。

そういえば一昨年だったかな？

大きなお皿にふぐ刺しのように、美しく盛られた生肉で

見た目は新鮮な白レバで

一応｢なんですか？｣と聞いて

持ってきた島人が(島の校長先生だった)

｢これにつけて食べてごらん」と

なんか淡白で美味しいなと食べてたら

｢ヤ・ギ｣と彼は言った。

え～、ヤギの刺身って・・・ということは・・・と

リアルに解体してる校長先生のことを想像してしまい

｢今、さばいたばかりだから新鮮だよ。上手いだろ？｣

オレはちょっと元気よく

｢上手いですね｣と、その後はおそるおそる

興味津々に食べたのである。

普通、生肉では食べられないし

ヤギの生肉が、みんなにふるまわれたってことは

今日は、なにかの日なのか？

それとも古い習慣なのかと思ったが、聞かなかった。

その場には7～8人いたが、3人は手をつけていなかった。

その後、校長先生の呼び名は

｢ヤギ殺し｣となった。

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